正しい生活 そうなると、相手の≪思惑≫を見破り だまされないためにも つねに≪言葉を正しく認識しよう≫ という思考をもっておくことが大事になります ≪言葉に対する正しい認識をもつ≫ことが ≪現実≫をあぶり出してくれるわけです 我々は言葉にバーチャルな概念をこしらえ その上に生活しているのですから どこまでがそのモノ自体に対する概念やイメージで どこからがその上に積上げたバーチャル的な概念かを 見極めることが必要です 必要というのは 正しい生活をしていく上で必要ということです ≪正しい生活≫という言葉も 大いにバーチャル的な概念を含みますが 他に表現のしようがないので あえてそう表現すると 言葉にだまされて自殺してしまったり、人を殺してしまったり スピリチュアルな言葉を使う人間に だまさせられちゃったりするのですから ≪正しい生活を送る≫のに一番大事なことは ≪言葉に対する正しい認識をもつ≫ということだろうと思います 未成年による不可解な犯罪が起こると マスアディアは「理由なき犯罪世代」とかいいますが 多くのことは言葉に追いつめられて起きています 例えば、連合赤軍と言えば、あさま山荘事件で有名です 1971年から1972年にかけて 彼らが起こした「山岳ベース事件」ほど 凄惨な世界が、いまだかつて近代日本であったでしょうか? これは、同志に対する大量殺人事件で 「敗北主義」「日和見主義」などという理由から 「総括」〔立派な革命戦士、真の共産主義者になるため 過去のあやまちを自己批判すること〕 が求められ 12人の若者が仲間のリンチによって殺されたのです これが「敗北死」 (総括できず、真の共産主義者になれずに死んだ) と呼ばれたのです これなんてまさに言葉にだまされた若者たちによって 引き起こされた象徴的な事件です 人間がいかに言葉のバーチャルな世界に だまされやすい存在であるかを如実に物語っています 彼らを特別視するのは誤りでしょう 我々も言葉にだまされて生きている ということを自覚すべきなのです 神の弊害 言葉の根拠 (ひとつ戻る) |
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