20世紀最大の哲学者 ウィトゲンシュタイン・言語ゲームへの挑戦!!



 言葉と世界


20世紀最大の哲学者

ウィトゲンシュタインへの挑戦


 




正しい生活



そうなると、相手の≪思惑≫を見破り

だまされないためにも

つねに≪言葉を正しく認識しよう≫

という思考をもっておくことが大事になります


≪言葉に対する正しい認識をもつ≫ことが

≪現実≫をあぶり出してくれるわけです




我々は言葉にバーチャルな概念をこしらえ

その上に生活しているのですから


どこまでがそのモノ自体に対する概念やイメージで

どこからがその上に積上げたバーチャル的な概念かを

見極めることが必要です



必要というのは

正しい生活をしていく上で必要ということです



≪正しい生活≫という言葉も

大いにバーチャル的な概念を含みますが


他に表現のしようがないので

あえてそう表現すると



言葉にだまされて自殺してしまったり、人を殺してしまったり


スピリチュアルな言葉を使う人間に

だまさせられちゃったりするのですから



≪正しい生活を送る≫のに一番大事なことは

≪言葉に対する正しい認識をもつ≫ということだろうと思います





未成年による不可解な犯罪が起こると

マスアディアは「理由なき犯罪世代」とかいいますが

多くのことは言葉に追いつめられて起きています



例えば、連合赤軍と言えば、あさま山荘事件で有名です


1971年から1972年にかけて

彼らが起こした「山岳ベース事件」ほど

凄惨な世界が、いまだかつて近代日本であったでしょうか?



これは、同志に対する大量殺人事件で

「敗北主義」「日和見主義」などという理由から


「総括」〔立派な革命戦士、真の共産主義者になるため

過去のあやまちを自己批判すること〕

が求められ


12人の若者が仲間のリンチによって殺されたのです


これが「敗北死」

(総括できず、真の共産主義者になれずに死んだ)

と呼ばれたのです



これなんてまさに言葉にだまされた若者たちによって

引き起こされた象徴的な事件です



人間がいかに言葉のバーチャルな世界に

だまされやすい存在であるかを如実に物語っています



彼らを特別視するのは誤りでしょう


我々も言葉にだまされて生きている

ということを自覚すべきなのです




神の弊害




Top page


言葉の根拠 (ひとつ戻る)


 



 自己紹介
運営者情報




 幸福論




 価値論




 心と
存在




 時間論




Suiseki
山水石美術館




 B級哲学
仙境録