20世紀最大の哲学者 ウィトゲンシュタイン・言語ゲームへの挑戦!!



 言葉と世界


20世紀最大の哲学者

ウィトゲンシュタインへの挑戦


 




言葉とお金



話を戻します


人間の世界とは、人間の言葉の世界であるゆえ

言葉を制した者が世界を制します



人を説得し、何かの企てに導くのも言葉です



ここでいう言葉とは、単なる文字の言葉ではなく

声の調子だとか、選ぶ単語だとか

その言葉を発するときの顔の表情とか態度とか

全てを含んだ表現力であり、じつに微妙なものです



そして資本主義の社会では、お金が神なので

言葉を制した者には、お金という神が降臨するのです




このため宗教家は、感情をゆさぶる言葉を用いて

人を陶酔させたり、熱狂させたりして、依存させたり

盲従させようしたりするのです



動物によるハーレムは

維持できる頭数に限りがあるようですが

人間の集団は、維持できる人数に限りがありません


いくらでも増やすことができるといいます



これは人が、言葉を「力」として操れるからで

創価学会は、カリスマ的宗教家の 池田さんによって

1千万人近くの言語ハーレムを形成してきたわけです




≪ みんな、しっかりした考えをもっているね

全部、それぞれ正しいと思う


そのうえで、私が言っておきたいのは

実は、広宣流布(こうせんるふ・布教のこと)のために働いている

皆さんのお父さん、お母さんこそ"国際人"なんだということです


その理由は、毎日、全人類の幸福を真剣に祈っている

そして、利己主義を捨てて、人の幸福のためにボランティアで行動している


毎日、忙しいなかを、世界的な大哲学である仏法を学んでいる

その人こそ、「世界から尊敬される人」です

「世界に通用する生き方」なんです


たとえ一回も外国に行ったことがなくても ≫



(「青春対話Ⅱ」② (聖教新聞社) 国際人って何?) 




こうした言葉は

バーチャルな世界をもつがゆえに、美しいですし

また人を陶酔させたり、熱狂させたりする「力」をもつのです


宗教指導者というのはこうした言葉を使えるので

≪よろしくやっていける≫のです



しかし、こうした言葉への陶酔から開放された人にとっては

「ごちそうさま」「お腹いっぱいでもう食べれません」


「私はもっと意味のある言葉に飢えています」って感じでしょ(笑)




石原東京都知事は、池田さんを「一言で表現すれば

≪悪しき天才、巨大な俗物≫」(『週刊文春』 平成11年3月25日号)

と評価したそうです



ただ私に言わせれば

池田さんがしていることに正しいも間違えもありません


企業は商品にバーチャルな世界をのっけて売り出す


また、作家にしろ、漫画家にしろ、音楽家にしろ、画家にしろ

みんなバーチャルな世界を作り出すことで

ご飯を食べているです





言葉の力というのは、それだけ絶大なのです


なので、ロックな言葉に

操られるまま一生を終えてしまう人も多いのです



しかし、せっかく人間という

思考できる存在に生まれてきたのですから


ドライで乾いた言葉ではあっても

確かな言葉を求めていき


少しでもものごとを

あきらかに見てゆける人生でありたいですよね




言葉と力




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