緋山酔恭の「食べて食べられガラガラポン」 人を殺してもよいのか



 食べて食べられ


ガラガラポン





何が何を何しようと



我々の社会に価値として創造された「平等」は

≪現状≫という視点で

水平的に社会を見たときの観念であって


そこに「時間」というものが加わると


本来「全てが宇宙的観点からも

またミクロ的観点(原子的観点)からも

ガラガラポンで


何が何を何しようと平等である」

ということにしかならなりません



現時点の科学という視点においていうと

これは≪宇宙の真理≫です




これが覆るとしたら

霊魂や

仏教の阿頼耶識(あらやしき・行為の集積体。輪廻する自分)

などといった

永遠に存続する自己の本質の存在が証明されること



そして、例えば

Aさんの魂と

Bさんの魂に違いがあり

Aさんのそれのほうが優れていた=命の重さに違いがあった

とか


白人の魂と

黒人の魂に違いがあり

白人のそれのほうが優れていた=命の重さに違いがあった

なんてことが


科学として明らかにならなければなりません






生物は食べて食べられ循環している

さらにあらゆる物質は宇宙の中で循環している


つまり

≪全ては平等に、宇宙の循環系の中で一時的に存在している≫

というのが真実で


宇宙レベルからみたら

存在に差なんてないのです




人間の中だけで考えると

たまたま北朝鮮に生れてきて

意識が芽生えてしまった人なんか本当に可哀想ですし


人間の世界は平等ではないという結論になるでしょう


しかし、宇宙全てのことから考えると全て平等なのです

そもそも平等とか不平等とかいうのも人間の主観とも言えます






「わたし」や「あなた」を構成している1つの1つの原子は

あるときは王様の体の一部だったり

またあるときは奴隷の体の一部だったり

またあるときは星の一部だったり

またあるときはカエルの一部だったりするのです



つまり1つ1つの原子は、王様だったときにはいい思いをし

奴隷だったときには悪い思いをしてきたというように

いい思いも悪い思いも経験しているのです


原子にいいも悪いもへったくりもないかもしれないですけど(笑)




いずれにしてもそうした原子のあつまりの

≪自分とあなた≫と考えれば


会社の社長のAさんと

リストラされたBさんに差なんてない


つまり、原子レベルからいっても差はないわけです



これさえ知れば

たとえ現実に差別や優劣や不平等があったとしても

「そんなに嘆いたり、悲しんだりする必要はないんだな」

と思うことができるのではないですか・・・


まして我々は日本という恵まれた国のなかにいるのですから



相手が立派な社長さんだったとしても

そんなにおじけづくこともないのです




あらゆる物質は宇宙の中で循環している

という宇宙レベルばかりでなく


原子レベルからも

全ての人間は、おそろしいほどに"平等"なのです



しかし、じつはこの話は

AさんとBさんに差がないという話だけではありません


人間Aと、人間Bだけの話ではないのです




宇宙的(マクロ的)にみても

原子的(ミクロ的)にみても

人間の命とバッタの命に差なんてないということなのです




太陽系の材料となった元素は

どこかの恒星の「超新星爆発」によって

まき散らされた元素だと考えられています



それは、鉄よりも重い元素は

超新星爆発によって生成されるからであり


太陽系、地球、そして我々の身体には

鉄よりも重い元素が存在するということが根拠となっています



我々の身体は、昔どこかの恒星として輝いていたわけです


そして、地球の全ての存在が

単一の超新星から出来ているってことは

バッタだって差がないということですよ(笑)





それから、霊魂がどうのいう話を抜きにして

あくまで物理的のみの観点で言うと


人間が次ぎに人間に生まれてくることは

絶対にあり得ないのです


なぜなら人間が人間を食べる文化(=カニバリズム)が

現在の世界に存在しないからです



だから、つぎに別の人の体の一部になって

生まれることは絶対にあり得ない


小動物や昆虫や微生物に食べられて

それらの一部として生まれてくるのです


その小動物が人間によって狩られ捕獲され

人間に食べられてはじめて人間の一部になるのです




人を殺してもいいのか?




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