言葉は無価値 但し、言葉には≪意味があってないようなもの≫とは 以上ような話や 言語哲学で語られているような 言葉そのものにとらわれた底の浅い話だけではありません もっと重要な 言葉には≪意味があってないようなもの≫があります それは ≪全ての言葉が、今あるポジションで考えて、言葉にしたことである≫ ということです ≪全ての言葉が、今あるポジションで考えて、言葉にしたことである≫ とは 全てがそのときの立場・立場で決まる いいことも悪いことも変ってしまう 全てご都合で決まるということです このように今語っている私(緋山)自身も、同じなのです(笑) 例えば、全国の警察組織の裏金が発覚し 大きな社会問題となったことがありました 警察幹部たちとっては 慣例に従ってしたことであり 組織の人たちが「いい思い」をするためにしたことであって いわば、組織の秩序と 仲間を守る行為=「善」として 部下に裏金づくりを強要してきた という理屈があるのです これに対し、裏金づくりの実態を 内部告発した人たちは そもそも裏金は犯罪であり 「社会正義に反する」として行動したのです よく 「悪いのは、警察幹部である 末端のおまわりさんは純粋で、正義のために働いている」 なんて言う人もいますが 不正の事実を知っていて、幹部に対して なにもしない 言わないわけですから 彼らにとって≪社会正義≫というのはたてまえで 彼らもご飯を食べるために、仕事をしているのです 内部告発をした人は、次の日には 出社しても仕事がないという状況に追い込まれるとともに 上司の指示にしたがった末端の人たちから 無視しつづけられるという いじめ=不正義 を仕返しとして受けることとなり 結局、警察をやめざるを得なくなっています 警察というところは 正義をやると、追い出されるのです(笑) また「末端の人たちは、正義のために働いている」 どころか 不正義を指摘しないばかりでなく 都合によっては、自ら不正義もするのです 彼らは、スピード違反なんかを取り締まって 社会の正義を守っている といった面(ツラ)をしてはいますが 彼らの社会正義なんてものは 都合によって、コロコロ変わってきちゃうということです(笑) まぁ、いい思いをしているのは幹部連中で 彼は洗脳を受け、ロボットのようにこき使われているだけ というのが実情なのでしょうけれど・・・・ ≪全てが今あるポジションで考えて、言葉にしたことである≫ ≪言うことは、全てがそのときの立場・立場で決まる≫ ≪その場、その場の価値判断で言葉が変ってきてしまう≫ となると 語られる言葉の内容が そのときは、その人にとって「真実」をあらわしていたとしても またそのポジションでは「価値」を表現していたとしても 時間や立場という軸を持ってくると違ってきてしまいます そうなると、言葉という存在自体には 「真実」もなければ「価値」もない 言葉は「無価値」ということです もっと究極的にみえば 人間の世界イコール ≪言葉で組み立てられたバーチャルな世界≫ という意味において 人間の世界に、真実なんてないということになります 真実なり、真理なりがあるとしたら それは≪ご飯を食べていくため≫ということです 【 お金=神の降臨 編 】 神とにんにくたまご 言葉には意味があって意味がない (ひとつ戻る) |
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