20世紀最大の哲学者 ウィトゲンシュタイン・言語ゲームへの挑戦!!



 言葉と世界


20世紀最大の哲学者

ウィトゲンシュタインへの挑戦


 




人類のいしずえと頂点



600万年前に猿人が出現し

二足歩行をはじめことで、人類が誕生したとされます



しかし、猿人のアウストラロピテクス属(400万年前に登場)の

脳の容量は、現在の人類の1/3程度の500~600mlで

チンパンジーの400mlと大差なかったといいます


180万年前頃に、原人が登場し

原人は後期には

脳の容量を1100ml~1200mlにまで増大させています


原人の特徴として、石器の使用があげられています



すなわち、単細胞生物以来の生物的な進化 →

人間的な進化 という意味においては、二足歩行ばかりでなく


道具の進化や言語の発達

というものも考慮する必要がある と言えるのです




そこで仮に

生物的進化 → 人間的進化の分岐点は

「火」あるいは「道具」(石器)であったとします



すると「人類は、火によって

人間へのルビコン川を渡ったのである」とか


「人類は、道具の進化によって

人間へのルビコン川を渡ることができたのである」

ということになります




しかし、いずれにせよ 言葉があったからこそ

発明された「火おこし」なり「優れた道具」なりが

世界中に広がってゆくことができたはずです




さらに人類は

言葉を「文字」にしたとき

知識を記録し

古い知識の上に

新しい知識を次々と積み上げてゆくことが可能になりました



古い学問の上に、新しい学問を作り

それを学び、さらに新しい知識を得ることが可能になりました


それによって、人間の世界はめざましい進歩を遂げたのです




つまり「思考」も「文字」にのっかってこそ

ルビコン川を渡れたのです


なので、結局は「全ては言葉」ということになるのです




そして、我々のしていることの頂点には言葉があるし

そのいしずえにも言葉にあるのですから


言葉を制した者が

人間の世界で勝利者になれるのです




語り得ぬもの




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