参考資料 言葉の世界観説 これに対し「世界観説」というのがあります 言語は単なる道具でなく 民族の世界観の体現であるといった考えです 例えば、「銀座」とか「原宿」といった言葉は世界を持ちますよね ≪便所≫という言葉が、使っているうちに 汚いイメージ(=世界)をもつに至った そこで代わりに「お手洗い」や「トイレ」という言葉を使うようになった なんていうのもいい例です さらにそれさえ、女性は 人前で口にするのが恥ずかしいということから 代わりに「化粧室」という言葉を使うようにもなっています ルイヴィトンやカルティエという言葉には 高級品のイメージがあります また言葉が世界をもつから 「あは-ん」「うふ-ん」なんて言葉で欲情できるし 「パンチラ」という言葉で興奮したりするのです(笑) こうした言葉のもつ世界観は、一種の文化です ある時代あるいはある地域の価値観を示しています そして、言葉が世界をもつものであるから 他民族の言葉を学ぶということは その民族の世界観を学ぶことになる といった考えが「世界観説」です ≪文化≫は、たくさんの決まりごとで成り立ち 人間を拘束していますが 「世界観説」からすると、言語を身につけることは イデオロギーを身につけることであるから 言語によっても人は拘束されているということになります さらに≪言語は、認識や思考と一体であるから 言語は、その言葉が示す存在(対象)の一部である≫ と考える「存在説」というのもあるようです 関連性理論 |
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